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宇陀の農村料理を楽しむ会レポ…2015.11.07

2015-11-08

菟田野で、奈良の農村料理を楽しむ会に参加させて戴きました。
旧・生活改善グループの理念と活動をソーシャルな形で続けて
きたおばあちゃん達による発表の場です。

紅葉の山を眺めながら縁側に並びます。

紅葉の山を眺めながら縁側に並びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もはや広報もされず、会を支えている仲間ともいえる

顧客コミュニティが年2回集まるのを楽しみにしている

優しい食のイベントです。

まずは献立を紹介しましょう。

●主食

栗と小豆のご飯

栗と小豆のご飯

大和の茶粥(*7)

大和の茶粥(*7)

茶粥の茶カゴ。ここに煎茶を入れて釜にいれます。
茶粥の茶カゴ。ここに煎茶を入れて釜にいれます。
●主菜

炭火であまご串焼(*2)

炭火であまご串焼(*2)

ばあく(*1) の煮豚

ばあく(*1) の煮豚

(小芋、ミニニンジン(金時の間引き?)、エンドウ、西洋ニンジン、筍、ゴボウ、椎茸、サトイモ)
根菜を主とした煮物(小芋、ミニニンジン(金時の間引き?)、エンドウ、西洋ニンジン、筍、ゴボウ、椎茸、サトイモ)
●副食
fukushoku 小豆腐の煮物
ズイキの酢の物 (*3)
柿とほうれん草のヨーグルト和え

黒豆の煮豆 (*4)

黒豆の煮豆 (*4)

漬物 (*5)

漬物 (*5)

●汁物

なめこ汁は囲炉裏にかけて。

なめこ汁は囲炉裏にかけて。

●デザート
・亥の子餅 (*6)
●お茶
・お煎茶 (*8)

1.ばあく≒泉澤農園(五條市)で米、柿、そして養豚してる耕畜農園
*2.あまご≒サツキマス(川魚)奈良では15漁協が放流・生育している。御杖村、曽爾村、室生の淀川水系で漁場がある。鮎との違いは、身の柔らかく串は打ちにくい。
*3.酢をあんまりきかせないので子供も食べやすい。
*4.宇陀は極大種”丹波黒”の産地ゆえ、煮豆も伝わる特徴有り。ほのかな甘み付けがコツ。
*5.奈良漬:隼人瓜、糠漬:ニンジン、キュウリ、日野菜、ダイコン、他、浅漬多数。
*6.亥の子餅:米、餅米、里芋を一緒に炊き合わせ、スリコギでつぶす。おむすびにして、こしあんを包むようにつけたもの。
*7.茶粥:煎茶は小さい竹かごに入れて、10リットルの水、3合のうるち米と炊き合わせる。煮立てるが、けっしてかき回さないのがコツ。上澄みの泡だけすくいとる。仕上げる直前に塩を少々きかせる。
*8.煎茶:急須に適量の茶葉を入れたら、浸す程度に冷水。茶呑椀に御湯入れて暖めておき、急須に60℃のお湯を入れて出す。

●主催者:農村生活研究グループ協議会について

農村生活研究グループ協議会のメンバー(ほとんどお婆さん)が準備に忙しくされている中での聞き取りは難しく、食事を食べてしまってからのインタビューはタイミングがとりずらい。合間ゝに聞けただけでもコンテンツはたっぷり。ここをこれから細かく取材してゆきたいなと思います。

料理は、一品としてはずれが無い家庭の味。丁寧に聞けば、たんたんとコツを教えてくれるし、その背景にゆかしい農村の暮らしが見え隠れする。

山野の恵みとともにある大和の農村暮らしを掘り起こしてゆくと、「奈良に美味いものなし」と語る男性の大きい声の間で、客間第一主義から脱却してゆく農村家庭経営を支えた大和女性のおくゆかしい自負が見え隠れします。

●おぼえがきノート

台所の奥に押し込められてきた農村女性を表舞台に引っ張り出したのが1945年(昭和20年)GHQから出された「農地改革ニ付テノ覚書-通称マッカーサー農民開放の指令」と言う強い要請。その3年後、農業改良助長法、農業改良局設置法が公布され、農村女性の地位向上と生活改善に取組んだ生活改善普及事業と呼ばれるものがはじまっています。

この国の事業と評価は、いろいろな研究と政策評価がなされていますが、農村では、こうした農のある暮らしを残そうと活動されてきた女性が、豊かな暮らし方を楽しみながら、今日に残してきているのです。

(取材:窪)

宇陀の農村料理を楽しむ会レポ -了-



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