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2014.06.15 有機農業講座 Day4(6/15) 支柱立と誘引ネット

2014-06-15

振り返りレポ4回目は支柱立てと誘引ネット張りです。


2014June14-02
この時期、耕種農家にとっては夏作の育ち具合が腕の見せどころです。
根圏での水・無機物(肥料成分)の吸収、葉の光合成が活発になる栄養成長
ステージのふるまいを育ち具合を観察しながら伸ばしてゆきましょう。

 

●実習圃場

2014June14-03

1.) 千両茄子の支柱と誘引
茄子の支柱立て誘引の紐を縦横に張りました。これは光が樹全体に
良くあたる様に枝を広げるためです。長澤流では、枝は三本仕立。
一番花直下のわき芽2本を伸ばしています。
花を徹底して落とすのは、茎を作る成長に養分を使わせるためです。
次回は、茄子の花を見て栄養状態を判断する指標も学んで戴けると思います。

 

 

 

2.) 三度豆の支柱とネット誘引

長く楽しめるいんげん、三度豆。黄檗山・万福寺の開祖、隠元導師に
その名の由来があると聞きます。背の丈にネットを張り誘引、伸ばして
ゆきます。

 

3.) レタスの収穫

2014June14-01

レタスにとって、25℃を超える気温は厳しいもの。結球葉が立ち上がり
どうしてもタケノコ球状にあります。いくつか結球しつつあるものを
お持ち帰り戴きました。

 

 

 

 

●座学 作付計画Ⅱ

1.) 作業能力のリミットを考える
どのような農業をやりたいのか。実はこのコンセプトをしっかり持つ事が
営農立案の柱。そのための考え方は;

・リスク分散しよう。
品種をすくなく栽培すると、効率良いんだけど、薬を使わない栽培では、
病気でたら収穫物が無くなります。そこで十数種類の栽培を同時に行うのが
リスク分散手段の一つです。

・収穫作業の適合性を考えよう
夏野菜の収穫作業は、だいたい重なっちゃうんですよね。作業の段取り
(スケジュール・量)を見通しておくことが肝要です。

・連作障害を避ける
肥料の残り具合も大事ですが、同じ科の植物を作り続けると良いことは無い。
ここんところを回避する輪作を考えましょうね!と言うのが主旨。
春夏秋冬、それぞれのシーズンで中心に据える作物がでてきます。この品種
を軸に畝の栽培記録を残して、輪作体系を組み立てましょう。

例ですが、ナス科(ナス、ジャガイモ等)→豆類(インゲン、枝豆)→アブラナ科(白菜等)といった栽培を繰り返すものです。

・太陽熱消毒
適期は暑くなる梅雨明~8月下旬。畝を立てて、たっぷり灌水した後に透明の
マルチを張ります。暖地で最低2週間放置すると、マルチ下の地温は60度を超え
作土数センチ下のカビ、細菌、野草種子の密度が減ります。
●7月の有機農業講座
7月6日(日) 第一日曜日
7月14日(日) 第三日曜日

皆さんの参加、お待ちしております!

講座振返りレポDay4-支柱立てと誘引ネット張り -了-
 


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