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【栽培管理】001 2020年の冬は暖かいは本当か?

2020-02-03

ハンサムガーデン 宇陀農場 農場長 松田です。

2020年の冬は暖冬!スキー場に雪がなく、北海道の雪まつりも雪がない!溶ける!と大変なようです。暖冬の影響で農産物は豊作、価格は下落、作ったものを廃棄せざる得ないというニュースもちらほら。

ハンサムガーデンのある奈良県宇陀市でも例外なくあったかい・・・。宇陀は標高300~600mの準高冷地。冬が厳しく露地栽培なんてもってのほか、冬は何にもできないというのが通説でしたがそうでもなくなってきたな、という状況です。

では、どれくらい気温があがったのか?気象庁のアメダスデータを調べてみました。

2018年、2019年、2020年の3か年、棒グラフは平均気温、線グラフは11月1日からの積算温度です。

▼グラフから分かること
(1)青色の棒グラフ(2018年冬)平均気温が0℃を下回る日が何日もある。一方、2019年、2020年は0℃を下回る日がない。
(2)2019年の積算温度と2018年の積算温度の差が1月時点で30℃に開いている。
(3)12月は2019年の方が暖かったが、1月になると2020年の方が暖かい。(積算温度が2020年の方が上回り始めた。)

2020年宇陀の気温

暖かい、暖かいと感じていても、ちゃんとデータを検証してみるのは大事。この暖冬の影響が今後どうでるか?気象予報と過去データは常にアンテナはってチェックです。

【参考サイト】
気象庁 過去の気象データ・ダウンロード

▼今日のハンサムガーデン宇陀農場のカイゼン

〇課題・疑問 肌感覚で感じている暖冬は実際のアメダスデータではどのように表れているのか

〇解決方法 気象庁の過去データをダウンロードし、グラフ化してみる

〇発展 毎回データダウンロードはたいへんなので、自動でデータ取得ができるといい(データスクレイピング)


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