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2014.02.23 「気になる」が鍵だった「集客」要素例

2014-02-24

2014.02.23 「気になる」が鍵だった「集客」要素例

田舎の個人経営型直売所 下の段、右から二つ目がとられたごぼう...

田舎の個人経営型直売所
下の段、右から二つ目が
とられたごぼう…クヤシイ

宇陀エリアに用があってドライブ中。
「前通ってみて。開いていたら、ちょっと寄りたい」
こんな友人の希望で、個人経営な野菜直売所にプルオーバー。

ここんとこネタ視線でみると、ヒントがあるよね。

・彼は以前、このお店でお米を買って帰り、美味しかった。

・お店入るなり「ミルキークィーンってお米ある?」

 

 

 

 

 

ミルキーなんて、どこでも売ってるじゃん。
と思ってみたもののだまって観察。
お店の爺様、婆様があれやこれやと探してくれる。

 お探し物はなくて、残念そうに爺様は「ミルキープリンセス」ならあるけどな…。

結局、彼が探しているお米ではなかった。彼は、米びつ空でも
自分は関係ないので(嫁の担当だから)買わない。この彼、懐は
豊かだけどそうした群のお客さん。

・『美味しかったわね、お父さん又買ってきて』
・『あの場所のあの棚で買ったミルキークィーン』

推するに、記憶に残ってるのはこの二つ。お店の情報も生産者の名前も
出てこない。だから、ネットの検索対象ではもちろんない。

ただ、この日、この場所で忘れられない体験があったのよ。
それがこのホット蜜柑ジュース。

ホット蜜柑ジュース コイツでハート掴まれたのよ

ホット蜜柑ジュース
コイツでハート掴まれたのよ

蜜柑を房ごとジューサーに
かけたものを鍋で温めてだしているだけ。無料でふるまっていた。
温州だと思うんだけど、何しろ甘くて暖まる。この一杯は、
記憶に刺さったんだな。

僕もお店の名前は覚えていない。だけど、買おうと思っていた
太牛蒡を同行者に取られちゃったのと、このジュースでこのお店
を忘れない。
中・大規模の直売所に無い人懐っこさがいいもんね。

とがった個性が「ありふれた」農産品に光をあててる例だよね。
今回、訪れたこの六人、きっと近く通る時にこれを思い出すよ。
そして、きっとリピートする。
もしも、お店の名前が併せて刺されば、その率ややあがる。

「気になる」が鍵だった「集客」要素例 -了-


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